ホワイトニングで白くならない・前歯のすき間が気になる方へ
歯の表側を薄く削り、そこにセラミックを貼り付ける治療を「ラミネートべニア」と呼びます。
ホワイトニングで思ったような効果が得られなかった方、短期間で歯を白くしたい方におすすめです。また、ある程度であれば歯の形を調整することができるので、前歯のすき間や出っ歯が気になる方にも有効です。
このような方にラミネートべニアはおすすめ
- ホワイトニングの効果が得られない方
ホワイトニングで白くなりにくい歯質の方におすすめです。また、神経の除去などで、ホワイトニングでは効果が得られないタイプの変色が起こっている方にも有効です。
- 前歯のすき間が気になっている方
軽度のすきっ歯であれば、ラミネートべニアで歯の形を調整すれば、そのすき間を自然な見た目で埋めることができます。
- 前歯の歯並びを整えたい方
軽度の出っ歯などであれば、ラミネートべニアでの改善が可能です。
- 前歯の大きさが気になっている方
前歯の大きさも、ラミネートべニアでの調整が可能です。
ラミネートべニアのデメリット
原則として歯の表側を削らなくてはならない
セラミックをしっかりと貼り付けるためにも、歯の表側をわずかではありますが削る必要があります。
強く噛み合う部位には使用できない
歯の表側にセラミックを貼り付ける治療であるため、強く噛み合う部位には使用できません。
割れてしまうことがある
これはセラミックのもともとの性質ですが、強い衝撃を受けたときには割れてしまうことがあります。
自費診療である
自費診療となるため、ある程度の費用がかかります。
ラミネートべニア治療の流れ
1各種検査・カウンセリング
お口の中を観察し、患者様のお悩みやご希望をお伺いします。
2型取り
歯を薄く削り、型取りを行います。
3微調整・装着
ラミネートべニアが完成しましたら、微調整を行った上で装着し、治療は完了です。
ラミネートべニアは外れやすい?
ラミネートべニアはどれくらいもつのか
使用している環境により異なりますが、10~20年ほど使用できます。
接着剤は、治療から4~5年で劣化が始まると言われています。治療後も、定期的にメインテナンスを受けましょう。
このような場合は取れやすいので注意しましょう
治療から年月が経っていなくとも、以下のような場合には外れてしまうことがあります。
- 治療部位を使って硬いものを噛み千切ろうとしたとき
- もともと噛み合わせに問題があった
- 歯ぎしり、食いしばりの癖がある
- 治療した歯が小さい(接着面積が狭くなるため)
その他、治療直後は接着剤がまだ安定していないため、外れやすくなっています。そのあいだは、できるだけ治療部位に負荷をかけないようにしてください。
ラミネートべニアを長持ちさせるためには
技術のあるクリニックで治療を受ける
ラミネートべニアを含めたセラミック治療の症例数が多く、技術のあるクリニックを受診しましょう。デメリットについてもしっかりと説明してくれるかどうかも、見極めのポイントです。
負担のかからない食べ方にする
治療部位で硬いものを食べるのはできるだけ避けましょう。特に、肉、するめなどを「治療部位で噛みちぎる」のは避けてください。
定期メインテナンスを受ける
治療後も定期的にメインテナンスを受け、安定性はもちろん、ひび割れや欠けなどが生じていないかをチェックしてもらいましょう。